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手術後の入院生活とその後

手術翌日、足の痛みは相当あり揺れるだけで痛いですが吐き気などはなくなったのであくまで痛いだけなんで辛くはなくなってきました。
傷の具合をチェックしにきてくれたお医者さんがチェックします。その縫われた状態を見て自分のなかでは今までにないショックを受けました。結構荒っぽく縫われているもので見た目のいい者ではありません。問題ないですねと言われましたがショック状態でした。
良いのか悪いのか慣れとはすごいものでそれ以降誰かが入院したときに傷などを見ても平気になって上手く縫えてるね、数日はじっと休んでねと妙に落ち着いて見れるようになりました。
入院何日後かには友人がお見舞いに来てくれて前日から楽しみで仕方ありませんでした。ですが実際本調子ではないので来てくれて嬉しいのですが30分も話しているとどっとダルくなったりして不思議な感じです。
本や漫画を見れるようになったのは5日後ぐらいからです。それまではなにもしたくないダルさがありぼんやりテレビを見ていました。大人数部屋でしたので野球のナイターを部屋の人たちでみたり妙な仲間意識もあり心強い物でした。
何日にか経って数日前の自分の様に大きな体の柔道部の学生がやってきて不安そうな顔をしてしょんぼりしています。自分もその人にそんなに心配しなくて大丈夫と自分が言われた同じことを伝えていました。術後の夜その人も痛くて辛そうな感じでこんな大男でも自分と同じだなと思い黙って朝まで耐えなさいと思ったものです。

さて1週間もすると気持ちも元気ですので院内の体育館でリハビリ開始です。足は痛いのですがそれ以外は元気なのでなにか重い物でも持ち上げたくなる衝動といつまでも寝てるわけにはいかんと妙に頑張ろうとしますが大きな負荷は禁止とストップがかかります。体育館には某スポーツ選手たちもこの病院で手術をしたのでしょう、怪我に負けるな、など色紙も張ってありました。このころにはもう退屈だし帰りたいという気持ちで一杯でした、その気持ちはいいそうで病院に少しでも居たいと思うようでは精神的にもまだ元気になっていないことらしいです。
約2週間で退院して何日後かに抜糸をして終了です。硬くなった足首を伸ばしたりするするリハビリは果てしなくです。

1ヶ月もするとギプスも外して普段の生活に戻りましたが一番複雑な気持ちが、それは怪我が完治したということは間違いないのでしょうけど元通りになったわけではありませんでした。動きが硬くなったこと、弱くなってしまったことです。リハビリ次第といえるのですが右利きの人がボールを投げていたものを左で投げると全く違う物とと同じです。別の肩になってしまったということです。野球のピッチャーが手術をして1年で復帰したとしても球威がなくなってしまうのと同じです。怪我が治るのとパフォーマンスが戻ることは別だということです。手術回避で自然回復をする気持ちもわかります。でも自分は完全に治るものだと思っていたので今の足を受け入れて生活をするということに時間がかかりました。今のこの状態が普通なんだと思えるようになったのは最近のことです。