いつも笑顔で話してくれた人が

こんにちは。今日は自分の趣味の会での話し。

数年前から趣味の会の人で集まる集会や忘年会など参加するようになり、世代を超えた知り合いが増えてきています。なかなか別の仕事をしている人、年の違う人と出会う機会もなかったので行くたびに新鮮な気分になります。

趣味が同じということもあり話は弾みます。 その中に印象に残る方がいました。
年齢は70近くのようでしたが初めて会った時「オイ、お兄ちゃんビール持ってきて」と大声で話しかけてきました。飲み放題ですのでそこからビールをついで持って行きました。すると「よし、自分でそれは飲め」と笑いながら言われました。昔の元気な飲み会のような流れに戸惑いながら「すみません、お酒飲めないんです。」と言うと「何だ、つまらん男だな。」と笑いながらもでも自分も飲めないからとどうしようと。 そんなきっかけから会うたびに楽しく話しかけてくれて嬉しく思っていました。

しかし残念なことに亡くなったとの訃報が入りました。実は前からガンだったそうです。

家族の希望でお葬式も身内だけとなりました。それまでは表情も健康そうで元気すぎるぐらいでしたので驚きです。 今思えばすでに病魔とは闘っていたのに、今この仕事をして忙しいとか、こんな仕事もお願いされてると楽しそうに話してくれました。

病気のことは精神的にも乗り越えて毎日を充実させるのは実際簡単なことではないと感じます。自分がその立場になったら相当寝込んで引きこもってしまうところです。それなのに満面の笑みで話をしてくれたことに今は大きな感謝でいっぱいです。

後に奥様とも会うことがありお話を伺うと、どんな人にでも笑顔で話しかけ、人に好かれるタイプで家でも元気すぎるぐらいでしたと、奥様も素敵な人でした。
今では自分もこちらから笑顔で話しかけるように頑張っています。