ローソクの火
火は人間にとって欠かせないものです。 古代より火は大切なものとされ、仏教だけでなく他の宗教でもシンボルとなって扱われてきました。
ローソクの火には二つの意味があります。一つは「光」という意味。 光は心の闇を明るく照らす象徴でもあり、周囲を明るく照らすその光は如来様の智彗を象徴するといわれています。 もう一つは「温もり」。我々の心が寒くならないよう温かく見守ってくれる、そういう仏さまの「慈悲」を表して いるそうでうす。
また、亡くなった後に寝ずの番をしてロウソクの火を絶やさないようにするというのは、 誰も連れていかないようろうそくの火や線香が魔除けとして使われていたり、無事にあの世に 行くことができるための道しるべとなるように、という願いが込められていますが、昔は遺体が野生動物などに 襲われることも多かった為、それを防ぐという意味もあったようです。
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