エンバーミングについてお葬式のはーとネットが解説します。

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エンバーミング

花

「エンバーミング」とは「遺体衛生保存」のことで、故人を生前の元気だった頃の姿に戻すための 科学的・医学的な技術のことです。
その起源は古代エジプトまでさかのぼり、エジプトでミイラを作る際に「イル・バルサム(バルサム油)」に遺体を浸したことが語源です。
宗教的な理由、土葬にすることや伝染病を防ぐ衛生上の理由から行われてきました。

「エンバーミング」は アメリカで発展したもので、アメリカやカナダでは90~95%の遺体が「エンバーミング」 を施されています。
日本においては火葬文化であり、病院での死後処理が実行されるなど習慣として根付きにくいことから エンバーミングの理解が得られにくい現状もありますが、1988年以来普及し始め、 エンバーミングのサービスを行う葬儀社も増えてきました。

エンバーミングの利点

長い闘病生活や不慮の事故によって遺体が損傷している方の場合、ご遺体を修復して もとの表情を取り戻すことができます。 また、ドライアイス不要で2週間程度の保存も可能となり、日程にとらわれず葬儀を行うことができます。 そして遺体を消毒・厳菌処理することによって故人が感染症で亡くなった場合でもお別れする方が 遺体に触れても感染の心配がなくなります。 これにより、衛生的かつ美しく保存され、故人の尊厳あるお別れができます。
ケースにもよりますが費用は15万~20万円ほどかかります。

日本ではエンバーミングはまだまだ一般的ではありませんが、近い将来は欧米並みに提供できるようになると期待されています。

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